
映画の公開から約2か月。
興行収入は314億円1を超える
大ヒットとなっています!!
今回はW主題歌の1つ、
Ameirの「太陽が昇らない世界」について、
鬼滅の刃全体の物語とリンクさせながら、
深掘りしていきます。
※「鬼滅の刃」最終話までの内容を
含みますので、ご注意ください。
「太陽が昇らない世界」とは?【主題歌の基本情報】
曲名 | 太陽が昇らない世界 |
アーティスト | Ameir |
リリース日 | 2025年7月23日発売 |
タイアップ | 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 |
作詞/作曲/編曲 | 近藤光/椎名豪/椎名豪・宮野幸子 |
配信サイト | LINE MUSIC / Apple Music / Spotify / Amazon music 他 |
曲の第一印象と映画とのリンク
映画の冒頭でこの曲が流れたとき、
”いよいよ無限城編が始まるぞ!”と
ワクワクしました。
また、鬼殺隊が無限城へ突入する映像と
一緒に流れる演出に、映画の世界へ
いざなってくれる素晴らしい楽曲だなという印象を持ちました。
MVや歌詞が公開されると、
鬼滅の刃がもつ物語の不気味さや激しさ、
切なさを端的に表していることがわかり、
ますます映画主題歌にピッタリだと好きになりました!
Ameirが楽曲に込めたもの
Ameirさんは、インタビューで次にように語っています。
レコーディングブースに入った自分から何が出てくるかに賭けてみました。いわば本能で歌っていく感じでしたね。
引用元:音楽ナタリー
(中略)
炭次郎たちが動いているのを見ながら歌えたおかげで、その絵にふさわしい熱量を、理屈じゃなくて、自然と調節できました。

レコーディングする際、曲が流れる場面のアニメ映像を見ながら歌うことができたそうですよ!
このエピソードは知らなかったけど、映画を観て、冒頭からテンションMAXになったので、製作側の意図が観客にも伝わってるなーと感動しました!
【歌詞考察】鬼殺隊vs無惨の構図を表した曲
ここからは歌詞の考察をしていきます!
今回は、”鬼殺隊vs無惨”という構図に照らして考察をしていきたいと思います。
※考察内容は、個人の意見によるものです。
無惨という絶対悪の象徴
元凶 絶対の理不尽なダークネス
引用:歌ネット
妖々 あらがえない異形の闇を裂き
恐れを越え かき消し
震える魂 熱く熱くなれ
まさに”無惨”を表した歌詞ですね。
これを超える悪鬼はいない。
そのことをストレートに伝えてくる
パンチの効いた出だしだと思います。
また、歌詞に出てくる”妖々”には
次のような意味があります。
- 妖々=神秘的なもの、人知を超えた異様さ

世の理を無視した存在。
鬼を作り出すことができる。
首を切っても死なない。
そんな存在を越えていかなければ
ならない、決意と過酷さを感じます。
まさに、魂を燃やして(心を燃やして)
臨まなければ鬼に喰われる。
自分を鼓舞して、恐怖に打ち勝つ。
そうやって鍛えてきた鬼殺隊の生き様が
表れている歌詞だと思います。
鬼によって奪われた大切なもの
代表例:炭次郎が背負うもの
胸に残る 苦い記憶
引用:歌ネット
ココロ縛りつける影
両手合わせ 祈っても
無限の黒空 悪意満ちる
鬼によってもたらされた悲劇。
主人公・炭次郎の物語も、
この悲劇から始まります。
自分がいない間に家族は惨殺され、
妹は鬼にされる。
鬼となった妹が人間に戻る保証はない。
もしかしたら人間を襲ってしまうかもしれない。
孤独、恐怖、絶望…
ありとあらゆる負の感情が
炭次郎の背に重くのしかかっている。
しかし、どんなに嘆いても、現実は変わらない。
どうにかするには、自分が強くなって
鬼を人間に戻す方法を探すしかない。
そうしている間にも、
鬼は増え続け、悲劇も繰り返される。
それでも前へ、前へ進む。
見えない光を探すために。

鬼滅の刃で描かれてきた物語を
端的に表す歌詞だなと思いました。
最終決戦を迎えたうえで
過去の話を振り返ると、
炭次郎の成長には驚かされます!
無限城編でも、義勇さんが
炭次郎を褒めていましたね!
1話目で出会った二人の共闘が
見られるのが何よりエモい…
時は満ちた!1,000年分の怒りを晴らす時
荒々しい潮騒が
引用:歌ネット
頬をすり抜けていく
積もり積もった悲しみに迷いはない
ただ、ただ前を向いて 飛べ
”潮騒”には、次のような意味があります。
- 潮騒=潮が満ちてくるときに波がたちさわぐ音
歌詞を読むだけでも、鬼殺隊の
膨大な想いが迫ってくるように感じます。

現実に”荒々しい潮騒”を目の当たりにしたら、「あ、これヤバい」と思った瞬間に飲み込まれてしまいますよね。
それほどの悲しみが満ちたもので、大きなうねりを起こし、無限城へ飛び出していく(実際は、落とされてるんですが)。
今、生きている人たちだけでなく、関わったすべての人々の想いを表しているようで、潮騒という例えが素晴らしいなと思いました。
いざ、無限城での決戦へ!
もしあの日に戻れたら
引用:歌ネット
知らないで生きていけたなら
いま 修羅の時がきた
この 太陽が 昇らない 世界の
”修羅”には、次のような意味があります。
- 修羅=激しい戦闘や醜い争いのたとえ
激しい怒りや情念などのたとえ
戦うといっても、
心が折れそうな場面もあるでしょう。
なぜ、戦わないといけないのか。
どうして、こんな人生を送っているのか。
しかし、戦いの火蓋は切って落とされた。
無限城という、太陽が昇らない世界で。

このあと、冒頭と同じ歌詞が展開されます。
無惨で始まり、無惨で終わる。
どこまでいっても、
この物語は”鬼殺隊vs無惨”になることを伝えている。
やはり、今回の映画OPにピッタリだと思いました!
MVで表現された鬼殺隊の団結
Amierさんは、インタビューでMVについて次のように語っています。
この曲がもつ型破りな世界を、シンプルかつ緻密に、映像に落とし込んでいただきました。楽曲同様、神々しく壮大で、物悲しく不穏な、中毒性のあるMVが出来上がりました。画面から伝わるこの奇妙な熱量、躍動感、一体感をぜひ、目撃・体感してください。
引用元:encore
一人のダンサーを中心に、
マーチングバンドが演奏するMV。2
一糸乱れぬ隊列。
表情の見えない人々。
感情豊かに舞う人。

なんだか、MVも”鬼殺隊vs無惨”を表しているような気がしてきました!
もし、そうならばマーチングバンドを起用したことが最適解すぎる…!
まとめ│無限城編OPとして最高の楽曲
Amierさんの歌声と曲が融合して
重厚さと不気味さマシマシに仕上がっているこの曲。
映画を観た人は、主題歌とのリンクをどう感じましたか?
ぜひ、コメント欄にて教えてください!
そして、世界中で続々と公開され、
次々と映画の歴史を塗り替えているこの作品。
色んな国の人たちの感想も気になります!
引き続き映画を盛り上げていきましょう^^
他にも鬼滅の考察記事あります!
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