PR

King Gnu「AIZO」は何を歌う?呪術廻戦3期主題歌の歌詞を考察

主題歌を聴いた瞬間、
「これぞバトルアニメの疾走感を表わす曲だ」と、胸の奥がざわつきました。

King Gnuが手がけた
『AIZO』。
この曲が示すのは「愛」なのか。
それとも「憎しみ」なのか

呪術廻戦3期「死滅回游編」は、
正しさや理想では人を救えない世界を描きながらも
大切な人の想いを背負って理不尽と戦う物語です。

その物語の核心に、この主題歌は深く、鋭く触れている。
聴き終えたあと、そんな感覚が残りました。

この記事では、
『AIZO』の歌詞に込められた意味をひとつずつ紐解きながら、
呪術廻戦3期の物語とどのように響き合っているのかを考察していきます。

※この内容は、呪術廻戦3期の
展開に触れる内容が含まれています。

『AIZO』の歌詞全体から受ける印象

初めて聴いたときの印象

死滅回游編は、
呪術師どうしのバトルが物語の中心に据えられた章です。

日本各地で熾烈な戦いが
同時多発的に繰り広げられる。
そんな物語を象徴するかのように、
『AIZO』は最初からアクセル全開で始まります。

「死滅回游編来たぞ……!」
と、思わず心の中で叫んでしまいました。

しかし、ただ勢い任せの楽曲ではありません。
曲の途中で流れ込む不穏なメロディーが、
バトルの裏側にある
葛藤、憎悪、悲嘆といった感情
静かに浮かび上がらせます。

呪術廻戦が、
単なる”戦いの物語”ではなく、
人が持つ業と向き合い
それでも前に進もうとする
人間の強さを描いている作品であること。

その本質を、この主題歌はしっかりと掴んでいるように感じました。

タイトル『AIZO』が象徴する世界観

『AIZO』というタイトルは
”愛憎”をローマ字にしたもの。

愛することと、憎むこと。
本来は相反するはずの感情が、
この物語では常に絡み合い、
切り離せないものとして描かれています。

死滅回游編では
登場人物それぞれの”愛”と”憎しみ”が交錯します。

『AIZO』を通して、
物語前半で描かれるその感情の渦を、
わたしたちは垣間見ることができるのです。

呪術廻戦3期(死滅回游編)との共鳴

登場人物たちの選択と感情

死滅回游前編で、
特に”愛”と”憎しみ”を
象徴していると感じるバトルは次の3つです。

1.真希&真衣 vs 禪院家
2.虎杖 vs 日車
3.乙骨 vs 四天王

1.真希&真衣 vs禪院家

内から禪院家ブッ潰してやる

呪術廻戦0

真希が呪術師として生きる道を選んだ理由。
物語の当初から語られてきた言葉を
彼女は死滅回游編で現実のものとします。

そして、双子の妹・真衣から託された想い。

全部 壊して

呪術廻戦17巻 第148話

真希にとって、
愛すべき存在は真衣。
憎むべき存在は禪院家。


だからこそ、彼女は壊すことを決めた。

このエピソードは、
涙なしには語れません。

2.虎杖 vs 日車

死滅回游編で登場するキャラクターの中でも、
今後の活躍に注目したいのが日車寛見です。

現役の弁護士として、
弱い立場の人々に寄り添い続けてきた彼。
しかし、人の弱さや醜さを見続ける中で、
それらを憎むようになってしまいました。

そんな日車の固く閉ざされた心は、
虎杖との戦いの中で、
少しずつ溶かされていきます。

虎杖は、自分の中にいる宿儺が引き起こした出来事さえ、
「自分の罪」として受け止めようとする人物です。

日車にとっての愛は、弱者への救済
そして、彼が憎んでいたのは、
人そのものではなく、人の弱さだったのではないでしょうか。

3.乙骨 vs 四天王

愛の象徴といえば、やはり乙骨でしょう。
まさに“愛に生きる男”です。

彼にとっての愛すべきものは仲間
憎むべきものは、無意味な争い

このバトルでは、乙骨の名言が次々と飛び出します。

友達とか恋人とかいないんですか?
(略)
なんで自分なんかのために
必死になるんですか?

呪術廻戦20巻 第176話

戦闘シーンは、死滅回游編屈指の名バトル。
アニメでどのように描かれるのか、
今から楽しみでなりません。

King Gnuらしさが際立つ歌詞表現

相反する感情を同時に描く言葉選び

タイトルが示す“愛憎”の通り、
歌詞の中には相反する言葉がいくつも並びます。

  • LUV ME⇔HATE ME
  • LUV ME⇔KILL ME
  • 愛憎を喰らって⇔愛憎に足宛いて

混沌とした東京の街、
交錯する人々の思惑。

それらが楽曲全体を覆い尽くしているようで、
聴けば聴くほど、物語の奥行きを感じさせます。

印象に残った歌詞フレーズ考察

特に象徴的だと感じた一節

オープニング映像と歌詞を
照らし合わせてみると、
「この言葉は、このキャラクターのことを指しているのでは?」
と感じる場面が何度もありました。

真希から真衣への愛

出来損な愛でも許して

ここで思い浮かぶのは、真希です。
「出来損ない」と「愛」を掛け合わせた造語が、
なんともKing Gnuらしい表現。

呪術師として中途半端だった自分を、
完全なるフィジカルギフテッドへと導いてくれた真衣。
その存在への、惜しみない愛を感じさせる一節だと思いました。

真衣から真希へ託した想い

万物問答無用で終いよ

真衣の術式は「構築術式」。
無から有を生み出す力を持っています。

この歌詞が流れる場面では、
真衣が水の中へ沈んでいく描写が重なります。

すべてを真希に託し、
後の物語で重要な役割を果たす呪具を残して去っていく。
その姿を連想させ、胸が締めつけられました。

主題歌「AIZO」が物語に与える役割

オープニングとしての機能

死滅回游という“ゲーム”を舞台に、
物語は苛烈な戦いを繰り広げていきます。

『AIZO』は、その混沌を表す疾走感の中に、
一人ひとりのドラマを確かに織り込んでいます。

この曲を聴くだけで、
私たちはいつでも死滅回游の世界へ引き戻される。
そんな力を持ったオープニングだと感じました。

視聴後に残る余韻の正体

予告で聴いたときは、
「ロック調で一気に駆け抜ける曲かな?」
という印象でした。

しかし、映像とともに聴くと、
不穏な空気を漂わせるパートや、
自然と口ずさめるフレーズがあり、
「やっぱりKing Gnuは想像を超えてくる」と感嘆しました。

繰り返される歌詞が中毒性を生み、
気づけば何度も再生してしまう。

そんな“余韻”を残す主題歌です。

まとめ

『AIZO』は、
呪術廻戦3期「死滅回游編」が描く
愛と憎しみ、救いと呪いが交錯する世界を、
見事に音楽として昇華した主題歌だと感じました。

疾走感のあるサウンドの奥に潜む不穏さ。
相反する感情を同時に抱えながら戦う登場人物たち。

そのすべてが、この一曲に凝縮されています。

物語を知っているからこそ刺さり、
物語が進むほど、さらに意味を深めていく。

『AIZO』は、
呪術廻戦という作品に寄り添いながら、
私たちの感情までも巻き込んでいく主題歌なのではないでしょうか。

他にも考察記事を要チェック

コメント

タイトルとURLをコピーしました