
葬送のフリーレン2期ED
「The Story of Us」は、
静かなのに心に残り続ける一曲。
タイトルの“Us”は、
私はヒンメルとフリーレンのことだと感じています。
本記事では歌詞と映像から、
その想いをアニメ視聴者目線で考察していきます。
※アニメ29話までの
内容を踏まえて記載しています。
葬送のフリーレン第2期ED「The Story of Us」とは
miletと楽曲情報(配信・MV)
| アーティスト名 | milet(ミレイ) |
| 出身 | 東京都 |
| 略歴 | 思春期をカナダで過ごした経験を活かし、グローバルな感性でソングライティングを行う女性シンガーソングライター。 ハスキーで重厚感のある独特の唄声と、圧倒的な表現力を兼ね備えた存在として注目を集めている。『葬送のフリーレン』では、 2クール連続でエンディングテーマを担当。 |

『葬送のフリーレン』
2期エンディングテーマ
「The Story of Us」
各音楽ストリーミングサービスにて配信中
👉https://lnk.to/milet_ST
MVもYouTubeにて公開中!
※画像は、期間生産限定アニメ盤JK
初見の感想:なぜ“静かなのに残る”のか
初めてこの曲を聴いたときの感想は、
「フリーレンがヒンメルから受け取ったもの」を、「フェルンやシュタルクに還元していく物語」っぽい…でした。
そう思ったのは、
サビで繰り返し出てくる歌詞。
「Holy brave」
直訳すると「聖なる勇者」だそうです。
「You gave me Holy brave」
あなたは私に聖なる勇気を与えた。
……いや、これ、
どう考えてもヒンメルじゃない?って。
そう思わせてくれる存在って、
やっぱり勇者・ヒンメルなんですよね。
ところがエンディング映像を観たとき、
「これって、ヒンメルからフリーレンを想った歌だったのか?!」と、急に視点がひっくり返りました。
映像では、
ヒンメルが日記みたいなものを書いている様子が描かれていて、その言葉たちを受け取って、フリーレンが羽ばたいていく…。
いやもう、これは歌詞をもう一回ちゃんと確認したくなる。
そんな気持ちにさせてくれる、
静かだけど強いエンディングでした。
エンディングテーマが物語に与える3つの影響
① 視聴後の余韻を“物語の一部”に変える
葬送のフリーレンは、
勇者一行が魔王を倒した“後”の世界を描く物語。
戦闘シーンは激しいのに、
それ以上に刺さるのが、
キャラクターたちがこの世界で生きる目的とか、人との繋がりとか、そういう部分だったりします。
その物語にじわっと色を足してくれるのが、
オープニングとエンディング。
とくにエンディングは、
視聴後の気持ちを“作品の中”に着地させてくれる感じが強いです。
観終わったあと、ふぅ…って息を吐いて、余韻が広がっていく。あれが好き。
しかもmiletさん、1期から続投でこの世界観にぴったりの曲と歌声で寄り添ってくれるんですよね。
静かなのに、ちゃんと深い。
② キャラクターの感情を補完して、理解を深める
各話で描かれる人間模様。
その中でもフリーレンが「人間を知る旅」に出るきっかけになったのは、やっぱりヒンメルとの関係だと思います。
その関係性を歌ってくれることで、
「ヒンメル~!」って、思わず叫びたくなるエモさが毎回ぶっ刺さるんですよ…。
(口には出さない。心の中で叫ぶ。たぶん同じ人いる。)
そして、ヒンメルから受け継いだ想いは、
フェルンやシュタルクみたいな仲間たちへ注ぐ愛に変わって、さらに受け継がれていく。
曲全体を通して聴くと、
その“受け渡し”の流れが見える気がして、
「うわ…そういうことか…」って、
しみじみしてしまいます。
③ 次回へのテンションではなく“回想”へ導く
エンディングが流れたあと、
次回予告も出ますよね。
でもこのEDって、
「次の話も観たい!」って煽る感じじゃない。
どちらかというと、
「今回の話もよかったなあ…」って、
いったん浸らせてくる感じが強いです。
それで、何度もリピートしたくなる。
わたしたちも一緒に旅をしてきたみたいに、
思い出を振り返りながら浸りたくなる。
楽しかったときを鮮明に思い出して、
ちょっと温かくなる。
ちょっと泣きそうになる。
そういう“魔法”をかけてくれてるのかもしれません。
第1期のEDで感じた「フリーレンらしさ」の作り方
1期は“旅の温度”を整える音楽だった
1期はオープニングもエンディングも、
「葬送のフリーレン」という
物語の核を描いていたように思います。
- OP①「勇者」:旅の終わりから始まる物語
- OP②「晴る」:新しい出会いと過去
- ED「Anytime Anywhere」:人の心を知ったフリーレンの人生
葬送のフリーレンは連載中なので、
結末はまだわかりません。
でも、物語の根底に流れる“核”はきっと、
こういう曲たちに描かれるものなんだろうな…と思わせてくれる。
音楽が、作品の背骨みたいになってる感じがするんですよね。
2期EDで何が変わった?
1期のエンディングを担当したmiletさん。
2期のエンディングには、このような想いをこめて作られたそうです。
“あなたに知られないように あなたを守れますように”という歌詞に込めて、「この曲を聴く人にとって、お守りのような存在になれますようにという願いを込めて『The Story of Us』を書きました」
https://ototoy.jp/news/128055
1期では曲全体を通して、
人の心を理解し始めたフリーレンが
どんな想いを抱えながら生きていくのかを
表わしていたように感じます。
それが2期では、
より強く影響を受けたヒンメルとの繋がりを見せている。
そんな印象がありました。
この先の展開はまだわからないけど、
どんな出来事がこの曲に反映されていくのか…と思うと、普通にワクワクします。
「The Story of Us」が視聴者の感情に起こすこと
泣かせに来ないのに泣ける理由
葬送のフリーレンでいちばんグッとくるのって、
「見えない愛に包まれていたことを知る瞬間」じゃないですか。
言葉で愛を伝えてもらうのも嬉しい。
でも、行動とか視線とか、
遠い未来までも見据えた想いとか、
自分が“受け取ろう”としないと
気づけない愛情ってある。
気づかなかった自分を反省するときもあるけど、それ以上に、相手が自分を想ってくれたことがどうしようもなく嬉しい。
So dont’t you worry
歌ネット
あなたに知られないように
あなたを守れますように
この歌詞を聴くだけで、
見えないベールで包み込まれてるみたいな
温かさを感じて、心の深いところを
ぐっと掴まれて、涙が出そうになります。
(というか出ます。)
“Us(私たち)”に回収される安心感
タイトルは「The Story of Us」。
この“Us(私たち)”って、私はもう、
ヒンメルとフリーレンのことだと思っています。
ふたりは同じ時間を
長く生きられたわけじゃない。
なのに、歌を聴いていると不思議なくらい、
ちゃんと“ふたり”がいるんです。
ヒンメルからフリーレンへ。
フリーレンからヒンメルへ。
言葉にしなくても、伝えきれなくても、
それでもお互いを大切に思う気持ちだけは途切れない。
そのつながりが、タイトルの“Us”にぎゅっと回収されている気がして……
なんか、安心してしまう。
「あなたの物語」じゃなくて、
ふたりで紡いだ“私たちの物語”。
そう言われたような気がして、温かくなるんです。
歌詞(日本語訳含む)を“アニメ視点”で読む
繰り返し出てくる言葉が示すテーマ
この曲で印象的な歌詞は
「Holy brave」だと思います。
サビの部分の英語を含めて訳してみると、
フリーレンがヒンメルに向けて綴る想いが書かれているような気がします。
You gave me Holy brave
あなたは私に
祈りのような勇気をくれた
恐れずに進め Oh Holy brave
怖がらなくていい
その勇気が背中を押してくれるから
振り返ればいつも Holy trace
振り返るといつも
そこにはあなたが残した足跡があって
あなたが笑ってた
あの場所で
あなたは、微笑んでいた
だから Holy brave
だから私は
その勇気を胸に抱いて
躓きながらでも Holy brave
何度つまずいても
それでも前へ進む
わたしは踏み出せる 遠くへ
私は一歩を踏み出せる
どれだけ遠くても
あなたがいる場所へ
あなたがいる
その場所へ向かって
個人的な解釈を含む訳ですが、
このエンディングは”ヒンメル×フリーレン”の色が濃く反映されているのかなあ、と思わざるを得ません。
フリーレン的に表現すると
「ムフー」というドヤ顔状態です。
(はい、すみません、でもそう思ったんです)
「別れ」より「積み重ね」を感じるフレーズ
この物語は、
誰よりも長く生きる運命にあるフリーレンが、
様々な人たちとの出会いを経て、人間の心を理解していくもの。
だから必ず別れがある。
でも、その別れが“ただ悲しいだけ”じゃない。
思い出が積み重なって、
自分を前向きに生かす糧になっていく。
それがわかるように作られているのが、
本当にすごいなって思うんです。
「The Story of Us」にも、
その感じがある歌詞があります。
何気ない 言葉や仕草だって全部
歌ネット
一瞬は永遠の宝物で
そうずっと背中を押している
聴いているだけで、
不思議と心が洗われるような気持ちになりますね。
ED映像で刺さった演出
ヒンメルが綴る物語と思い
エンディングの冒頭は、
ヒンメルが何かを書いているところから始まります。
これは推測ですが、
勇者一行の冒険が終わり、
フリーレンと別れた後の人生で、
彼が旅をした10年間を思い出しながら
“物語”を書いている様子ではないかと思いました。
そして、その物語の中心には
フリーレンへの愛が込められていると思います。
So dont’t you worry
歌ネット
あなたに知られないように
あなたを守れますように
The story has only just begun
ヒンメルがフリーレンの長い人生を思い、
共に生きられなくても、
自分の想いが彼女を守れますように。
知られなくてもいい。
知らなくていいから、
どうか、温かな人生を歩いていけますように。
その想いを、ヒンメルの死後に気づき、
人の心を知ろうと生き始めるフリーレンの姿に繋がっている気がしました。
ヒンメルからもらった翼で自由に羽ばたくフリーレンの姿
フリーレンの後ろ姿から伸びる影が、
大きな翼となって描かれるシーンを見た時は
「うおおおおーー!」と心の中で叫びました。
どこにでも行ける羽を
歌ネット
あなたに授けたの
どんな闇も晴らしてしまえるように
歌詞とのリンクも素敵だし、
ヒンメルが静かに見守っていた想いによって授けられたであろう翼で飛び立つ姿が、
もう、最高に胸が躍る演出でした。
フリーレンが辿る物語を綴る
最後は、
フリーレンが鳥になって
羽ばたいたあとに落ちた羽が、
本の上に舞い落ちてきます。
これは、彼女がフェルンとシュタルクと共に
エンデを目指す旅を綴っていく、
という意味を表わしているのかなと思いました。
You gave me Holy brave
恐れずに進め Oh Holy brave
振り返ればいつも Holy trace
あなたが笑ってただから Holy brave
歌ネット
躓きながらでも Holy brave
わたしは踏み出せる 遠くへ
あなたがいる場所へ
ヒンメルと旅した10年の間、
知らず知らずのうちに刻まれていた
彼の優しさが、自分を導いてくれる。
だから、あなたと旅した足跡をたどって、
もう一度会いに行く。
聖なる勇者。
フリーレンのこれからの旅路には、
必ずヒンメルとの思い出が共にある。
そう言われている気がして、グッときますね…。
まとめ|「The Story of Us」がフリーレンを“私たちの物語”にする
勇者・ヒンメルの言葉に救われる
ヒンメルの何気ない一言って、
わたしたちにも刺さることがありますよね。
このエンディングには、
ヒンメルの想いそのものが宿っている気がします。
だからこそ、この歌を聴くたびに、
わたしたちも温かい気持ちに包まれて、
「自分の人生を地に足をつけて歩いていけそう」って思える。
この歌はヒンメルとフリーレンの歌であると同時に、わたしたちにとってもかけがえのない歌になっていると思います。
そんな素敵な曲に出会えて、うれしいです。
あなたが一番刺さった歌詞・瞬間はどこ?
葬送のフリーレン2期ED
「The Story of Us」は、壮大な音楽と、
身近に存在する温かさを両立した曲だと思います。
何度も聴きながら、フリーレンたちの旅路を
見守っていきたいですね。
あなたが刺さった歌詞はどこですか?
ぜひ、コメントで教えてくださいね✨
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